「看護職」とは 看護師から看護職へ
看護職
看護師を基礎資格とした医療資格群を看護職といいます。現在では資格としては看護師ではなく看護職というとらえ方をする必要があります。これらの資格を取るためにはまず看護師の資格をとる必要があります。
縦(専門化)と横(分野別)の広がりがあります。看護師の専門資格として各分野の「認定看護師・専門看護師」があります。認定看護師が患者に対して専門的な看護を行うのに対して、専門看護師は家族を含めたケアを行い社会的な広がりを持った業務を要求されます。分野別としては「保健師・助産師」があり、公衆衛生や助産といった専門分野での仕事をします。
また、大きな流れとしては不足する医師を補うため、医師の業務を一部取り扱う高度な看護師を養成している国もあります。日本でも導入の検討が進められています。
看護師養成制度
看護師を養成するカリキュラムを決める権限を持っているのは厚生労働省です。厚生労働省の立場では看護師の国家試験受験資格を与える養成施設を「看護師養成所」と呼びます。看護師養成はオープン方式になっています。厚生労働省のカリキュラムにしたがい、各監督官庁の承認(四年制大・短大は文部科学省、それ以外は都道府県知事)を受ければどんな種類の学校であっても国家試験受験資格を与えることができます。ですから看護師養成所は高校・短大・四年制大・専修学校・各種学校までいろいろさまざまとなっています。