新年おめでとうございます
今年も自立をめざす母親ひとり親のために役立ちたいと思いこの文を書いています。
日本の生活保護制度には致命的な欠陥があります。
もともと、生活保護制度は高齢者・重度の病人などを除き
自分で稼ぐ能力がある人は再起することを求めています。
ところが
実際、当人たちの話を聞くと
一度生活保護を受けると
職業訓練の機会が設けられているものの
実際には再起するためには不十分だと言うのです。
簡単に身に着けられる技術であれば
当然、十分は収入を得ることなどできないのはわかりきっています。
そんなわけで
公共のサービスに頼らず自分で訓練を受けようと貯金したら
その分を生活保護費から減らされてしまいます。
生活保護は一度はまったら抜け出せない泥沼のようなものだと言っていました。
加えて
生活保護受給者に対する非難が多い理由のうちに
全額現金での支給という世界でもまれな運用をしていることが挙げられます。
多くの国では現物・クーポンに加えて必要な分だけの現金を支給しているのが普通です。
それで予算についても工夫ができ
いわゆる不正受給をしてもあまりメリットがない制度になっています。
最後のセーフティネットという言い方がそのまま通るような制度になっています。
制度の不備をなくすのではなく
制度の不備を弱い立場の者に重荷を背負合わせることを平気で行っています。
生活保護は受け入れにくい思いがあっても
生き抜くために申請した人
いろいろな立場があります。
その中には再起を思っても
制度の不備のためにそこから抜け出せなくなってしまっている人がいます。
今、生活保護を受けている人
ひとり親や収入が少ない人
真剣に自立を考えている人は
資格を取るための学校に入ると
生活保護ではなく
修学中の生活費や修学費用を
借りることができます。
(費用の一部はくれます)
ひとり親の場合
…ひとり親だけではなく、「 寡婦(夫)も含む」とある場合、
子どもがいないひとりの方も対象になります …
法律が指定している分野の学校に入学すると
就学支援金(生活費も)を借りることできます
(借入れですが 無利子・無担保・修学中返済猶予と
確実に稼げる資格を取れば絶対有利です。
援助金にはもらえるものもあります)
特に、医療の資格は有利となります。
(病院奨学金が重なってもいいので
看護学校であれば絶対有利となります)
どの範囲まで支援してもらえるかは
あなたの事情と住んでいるところによります。
ただし、気をつけてもらいたいのは
当たり前にあなたに公費から支援するわけではありません。
手続きをクリアするための努力とがまんがいります。
詳しくはわたしのblog中の
・「母子・父子・寡婦福祉資金」をご存じですか
https://ameblo.jp/otona-no-manabi/entry-12490409100.html
・行政からの援助の話を取り上げてきましたが、残念ながら公的資金は気安く借りられません
https://ameblo.jp/otona-no-manabi/entry-12495276234.html
・ひとり親が学校に入るときに国が給付してくれます 給付というのは貸付ではなく、くれることです
https://ameblo.jp/otona-no-manabi/entry-12498244850.html
を見てください。